サイト運営と効果測定

2009. 01. 08

ホームページ制作前に必ず行なうべき『戦略策定』の基礎知識

ホームページ制作前の「戦略策定」は大きく分けると「目標・目的の明確化」と「持続できる運営体制構築」の2点に集約されます。
ここでは「ホームページ制作前に必ず行なうべき『戦略策定』の基礎知識」として、この2点について簡単に説明します。


●ホームページが達成すべき目標、作る目的を明確にする

何のためにホームページを作り、誰をターゲットとし、そのターゲットにどのように行動してもらえたら成功といえるのか、ホームページ制作へ投資した効果を得られるのか、などを明確にする必要があります。そしてそのためにホームページをどのように設計し、どのようなマーケティングプランでターゲットをホームページへと呼び込み、どのようなメッセージを与えることで行動させるのか、を明確にします。これらを明確にしないままホームページを作っても効果は得られないので注意してください。また、目標は数値化しておくといいでしょう。以下に決定することの一部を例と共にあげておきます。

1. ターゲットは誰か?
(例:福岡在住の25~40代主婦層)

2. ターゲットにどのように行動してもらうためのホームページなのか?
(例:当社運営のマネースクールへ参加申込みをしてもらう。)

3. ターゲットに行動してもらうためにホームページをどのように設計し、どのようなコンテンツを掲載するのか?(レスポンスディバイス、決済方法、導線引き、キャッチコピー、メッセージ、イラストや写真などのヴィジュアル、システムなど。)
(例:レスポンスディバイスは「電話」、「FAX申込書」、「申し込みメールフォーム」。決済方法は銀行振込、郵便振替。全てを自動化し、定員に達し次第、締切り…)

4. ターゲットをホームページまで引き込むためにどのようなマーケティング手法を導入するのか?
(例:「福岡 貯蓄」「福岡 投資」などのキーワードで検索したときに上位へ表示するようにチューニングしならがホームページ制作を行う。出ない場合は、Yahoo!Japanへ掲載されるオーバーチュアや、Googleに掲載されるGoogleアドワーズといったリスティング、検索連動型広告を用いて表示させる。また、福岡の人をターゲットとした投資系のコミュニティをより多く探し出し、会員数などを確認の上バナー広告出稿の交渉を行ない出稿する。ターゲットをリピート訪問させ教育していくために…)


●持続する運営体制を考慮する

ホームページを作る際に「持続する運営体制の構築」を考慮して制作することは非常に重要です。例えば、「売れていないネットショップの9割は、継続して運営・管理ができない、行なっていないために売れるようになっていない。」、「集客できないホームページは、集客できるように継続して改善を行なっていないから集客できない。」というのがその真実なのです。ですから継続して運営を行ないながら問題点を見つけ出し、改善し効果を上げていくための運営体制を、ホームページの達成すべき目標や社内リソースの分配を考慮しながら慎重に決定する必要があります。
運営体制は大きく分けると以下の4つに分類できます。

1. 更新システム(CMS)を導入し、完全に自社で更新・運営
(コストは削減できるが、専門的知識がないため発展がない。)

2. 更新システム(CMS)を導入し、大部分を自社で、一部を外部パートナーに任せて更新・運営

3. 更新システム(CMS)を導入し、一部を自社で、大部分を外部パートナーに任せて更新・運営

4. 完全に外部パートナーに任せて更新・運営
(特定の成果については保証されるが、コストが膨らむ可能性がある。)


また、「外部パートナー」は主に以下の3種類に分類されます。それぞれにできる範囲、能力に違いがあります。その部分をしっかりと押さえた上で自社にとってメリットがあるパートナーを決定する必要があります。また、それぞれの中にもレベルが高い業者もあれば、低い業者もあるのでその点を見抜くこともポイントです。

1. ホームページ制作・管理業者
(ホームページは作るが、売る・集客する視点はない。)

2. ウェブマーケティングコンサルタント
(売る・集客するためのアドバイスをするが、ウェブサイトは作らない。)

3. (1)も(2)も兼ね備えた業者


以上、「ホームページ制作前に必ず行なうべき『戦略策定』の基礎知識」としてその概要を書き起こしてみましたが、ホームページの「戦略策定」は本来ここで書き表せないくらいもっともっと深いものです。

ただし、うまく行っていないホームページは、ほとんどこの2点に問題がありますので、そういう意味ではここから考える、見直すことが重要です。

今回は一部の公開ですが、あなたにとって何かの気づきになれば幸いです。

posted by keiju | 21:09 comments(0)trackback(0)

2008. 08. 26

長崎県の記事をweb担当者Forumで見つける。

たまたま見つけてしまった記事。

自治体の広報PRは、民間発想の導入&スピード重視で進化/長崎県の場合
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/08/26/3755

実は、ちょっと悲しかったなぁ~~~
いや、恥ずかしかったのか・・・

積極的な情報発信の成果として、どのような指標をお持ちなのかをお訪ねしたところ、「"実は、今月(7月)、トップページにアクセス解析をやっと導入したところなのです"」(川口氏)という回答が。


あわわわわ・・・

これweb担当者forum読んでる人だったら、笑っちゃいますよね。
トップページだけにアクセス解析つけても効果測定はできないのはこのサイトのユーザーならだれでも知っています。

自治体サイトの場合、訪れたユーザーは何かしら情報を求めて訪問することが多いと思います。
ところが自治体サイトは情報量が膨大で、目的の情報へ行き着くのにかなりの苦労を強いられる。

「情報が多いがうえに、情報へリーチできない。」なんてことは日常茶飯事。

これが自治体サイトがユーザーに与える苦痛です。

であれば、トップページだけでなく、全ページの導線引きやユーザーのページ遷移、訪問開始ページや離脱ページ、サイト訪問キーワードなどを分析してユーザーにとって使いやすいものにする必要があります。

にもかかわらずトップページにしかアクセスログ解析をつけないというのは、実に自分目線で完結しています。ユーザーのためのサービス、ホームページと考えれば徹底してアクセスログ解析をして、サイトの改善に活用してほしいと思います。

広報部門が10人いて、ホームページに関してどのような扱いなのか分からないですけど、この世界のプロフェッショナルが1人もいない状況というのは、県民140万人の長として働く自治体としては、どうなんでしょうか?がんばってほしいものです。

自治体にとって、ウェブマーケティングのプロフェッショナルを1人雇う、もしくは徹底して育て上げることはどんな投資よりも費用対効果が高いんじゃないかな。

がんばれ!の気持ちを込めて今日は活!を入れておきます。

posted by keiju | 22:20 comments(2)trackback(0)

2008. 08. 24

GoogleAnalyticsでオーバーチュアトラッキングの表示

googleanalyticslogo.jpg

ウェブサイトの効果測定を行なう上で、GoogleAnalyticsの活用は不可欠になりつつあります。

それは「深いデータの解析を可能にする」という点と、「深いデータの解析ができるにもかかわらず無料で使える」という費用対効果を考えたらこれに変わるツールがないからです。(もしあればぜひ教えてください。)


ただし、問題は「設置はしたもののどのように解析して、どのようにウェブマーケティング、売上向上に役立てたらいいのかわからない」という方がとても多いことです。

そこで、時間を見てこちらでいろいろと効果測定・解析の視点についても書いていこうかな、と思います。


今日は、Googleアナリティクスでオーバーチュアからの訪問者をトラッキングしデータを取得するための方法をお話します。

私がコンサルティングでお手伝いさせていただく企業の中には、契約前にすでにGoogleアナリティクスを導入している企業が多いです。

ですが、そういうクライアント中で、このオーバーチュアからのデータをトラッキングしている企業は少なく実にもったいないな、と感じることが多々あります。

オーバーチュアのキーワード広告はヤフーとMSNでの検索時に表示されますから、実に多くのターゲットへリーチできる可能性をもった広告で、ウェブマーケティングにおいても高い比重を占めます。

ですので、ぜひGoogleアナリティクスでオーバーチュアをトラッキングするように設定してみてください。


オーバーチュアのトラッキングが以下のように「overture/cpc」と表示されるようにする方法をお話します。

overture/cpc

まず、グーグルが提供している「URL生成ツール」を使用します。

●GoogleAnalytics URL生成ツール
http://www.google.com/support/googleanalytics/bin/answer.py?answer=55578&topic=11014

このURL生成ツールに以下のようにオーバーチュアのキーワード広告で表示させるウェブサイトのURLを入れ、キャンペーンのソースに「overture」キャンペーンのメディアに「cpc」と入れて、「URLを生成」のボタンをクリックするだけです。

URL生成ツールでオーバーチュアをトラッキングする

あとは、生成したURLをオーバーチュアで広告を作成する際に、「リンク先URL」に挿入するだけ。

オーバーチュア広告作成画面


これで前述したようにGoogleアナリティクスでオーバーチュア広告データが表示されるようになります。

posted by keiju | 16:20 comments(0)trackback(0)